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くだらない事や、さほど必要の無さそうな事を一方的にばらまきます。

ブロガーの成長をA・マズローの5段階欲求説で考えてみる

ブロガーのみなさんこんにちは。今日も元気にブログを書いてますかー?

ブログをやっていると、記事の更新が面倒になる時がありませんか?自分のブログを始めた理由は人それぞれあると思います。「おこづかい稼ぎ」だったり、「備忘録」だったり、「他のサイトの宣伝」だったり、「皆がやってるからなんとなく」という人もいるかもしれません。

ブログを始めた動機はなんであれ、根気よく記事を書き続ける作業を続けていくには、何らかのモチベーションの源泉となるものが必要です。

 

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モチベーションは、「動機づけ」ともいいます。ブロガー達が何によって動機づけられ、やる気が高まるのか、モチベーション理論の代表選手であるA・マズローの5段階欲求説で考えてみることで、自分はなぜブログをやっているのか、そして今後も続けていくためには、今どの段階に自分がいるのかを客観的に考え、自身のブログ生活をふり返る機会にしてみたいと思います。

 

*尚、この考察は僕の勝手気ままな考察ですので、エビデンス(科学的根拠)に基づいていないばかりか、アカデミックな内容でもないし、いい加減で独りよがりですので、気分を害した方は、すぐに他のページに移られる事をお勧めします。

 

マズローの5段階欲求

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アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローの唱えた欲求段階説については、多くの企業が社員の動機づけなどで活用していますし、有名なので詳細な説明は省きますが、下位の欲求が満たされていないと、上位の欲求に移らないという、欲求段階説を、ブロガーの行動にあてはめていきたいと思います。

 

1、生理的欲求 (Physiological needs)

生命維持のための食事・睡眠・排泄などの根源的欲求。

この欲求が満たされていないとブログどころではない。本業の仕事が忙しかったり、残業が続いて、睡眠時間が3時間しかないという人が、その3時間でブログを書こうとは思わない。どんな人も、ご飯も食べずに、寝ずに、トイレも行かずにブログを書き続けたりしない。食事・睡眠・排泄などの生活の営みが保障されて、はじめてブログを続けることができる。

 

2、安全の欲求 (Safety needs)

経済的な安定性や健康状態の維持など、安全に暮らしていきたいという欲求。

多くのブロガーは、ブログ以外の収入源となる仕事をしながら、空いた時間などにブログを書いている。これはブログのみで「経済的安定性」という欲求を満たす事ができないことを分かっているからである。

多くのブロガーはブログを続けていくために、収入の確保と記事更新のバランスをとる事を真っ先に考慮するだろう。(中には、ブログのみで飯を食うと決めて、仕事を辞める、あるいは仕事を辞めた後に、ブログだけで飯を食べたいと考える人もいるかもしれないが、すぐには実現はできないから、当面の経済的安定を確保する行動に走るだろう)

安定的に暮らす事ができて、初めて記事を書く事ができるのだろう。

 

3、社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)

生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。自分が社会に必要とされてたい、果たせる社会的役割が欲しいという欲求。また、他者に受け入れられ、どこかに所属していたいという欲求。ブログ開始1年未満のブロガーに多い。

 

ブログを開始してしばらくすると、自分のブログのアクセスがいつまでたっても少ない事で、疎外感や孤独感を感じる。「だれも見ないのに、誰にも必要とされていないのに、このまま続ける?」のような気持ちだ。

 

すると、自分のブログと同じようなカテゴリのグループに所属したり、ブログサークルに所属したりして、所属欲求を満たそうとするか、もっと社会にとって有益な記事を書こうと勉強をしたりして、社会的欲求を満たすための行動をとる。

 

アフィリエイトASP主催の勉強会や懇親会で仲間をつくる行動も、この欲求に基づいている。この段階ではブログでの収入もお小遣い程度しかなく、副業と呼べる段階にはない。

 

*ここから次の欲求に移行するにはこの記事がおススメ

doudemoii.hatenablog.jp

 

4、承認の欲求 (Esteem)

自分が集団から価値ある存在と認められたい、尊重されたいという欲求。この尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。

初心者ブロガーを卒業すると、この欲求段階に進む。多くのブロガーはこの段階にいることだろう。

 

この段階のブロガーにとって、PVやアクセス数、読者の数は、そのまま承認欲求の充足につながるため、なんとかしてアクセス数やファンを増やそうと、SEO対策を始めたり、キーワードを工夫したり、アクセスを増やしたくて恐ろしく必死になる。

 

しかし、月間PV数が3~5万人を超えたあたりから、より高次の承認欲求になり、「自分のブログにアクセスしてくれている人をより満足させる有益な記事を提供できているのか?」という自分自身の内的な評価・承認に移行していく。

この時期にはブログからの収入も副業として成り立つ、或いは何とか生活が出来るレベルになっている。

 

5、自己実現の欲求 (Self-actualization)

欠乏欲求をすべて満たし、ここまでくると、世に言うトップブロガーやプロブロガーである。毎月の収入は「ブログ収入のみでの生活」を現実のものとし、書籍の出版や大手企業との広告契約を実現したり、セミナーで後進の育成をしたり、田舎で悠々と暮らしたり、海外に生活の拠点を移したり、まさに人それぞれの「自己実現」を達成しているのだ。

もちろん、この欲求は成長欲求であり、自己実現が図れている充実感から、さらに勉強し、技術と知識の習得が楽しくて仕方がない状態となるので、さらに成長が図れる。

まさに、多くのブロガーの目指したい高みである。

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ここまでは、マズローの提唱する5段階欲求説をブロガーの成長にあてはめてきたが、実は、アブラハム・マズローは晩年に自己実現欲求のさらに高次の欲求があると言っている。それは・・・。「自己超越の欲求」である。

自己の超越、真、善、美の融合、他人への献身、叡智、正直、自然、利己的個人的動機の超克、『高次』の願望のため、『低次』の願望を断念する、増大する友情と親切、目標(安静、静謐、平和)と手段(金銭、権力、地位)とのやすやすたる区別、敵意、残忍、破壊性の減少

出典:A・マズロー 「完全なる人間 魂の目指すもの」

 

これはまさに悟りの境地ともいうべきブロガーの状態である。アフィリエイトがどうだとかアクセスがどうだとか、そういったものから解き放たれ、他者を思いやり、世の中の万人のために、ただただ質の高い、有益な情報を、利他的な思いのみで、配信しつづけることによって得られるネット集合知の可能性、人類の未来に貢献したいという思いに突き動かされているブロガーだ。

これは1億PV/月間を超えたあたりから、人類の未来に思いを馳せるようになり、地球規模のブログとなるため、自然に人類へ貢献する姿勢が備わってくるのである。

 

 

 

 

 

僕のブログもあと500年くらいでそうなるに違いない。

 

 

 

この記事が、皆様のブログ継続のモチベーションになる事を願っておりますです。

 

 

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